【不妊治療のお金】治療費はいくらかかる?

こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの松原 季恵です。

今日もたのしいですね(^O^)/

不妊治療をするうえで知っておくと役に立つお金の情報をお伝えするブログ。
今回は不妊治療を始める前に知っておきたい、治療費用について書きます。

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不妊治療はお金がかかるといいますが、いったいどのくらいかかるのでしょうか。

100万円~200万円かける人が4人に1人

NPO法人Fine(※)の「不妊治療の経済的負担に関するアンケート」(2013年4月プレスリリース)によると、通院開始からの治療費の総額は100万円~200万円が最も多くて24.8%、次に10~50万円が18.8%、50万円~100万円が17.6%となっています。

なかには500万円以上かけたという人が4.6%ですので、約20人に1人、40人クラスでいうと1~2人はそのくらいの費用をかけたというデータになります。
なぜこんなにも費用が高くなってしまうのでしょうか。

※NPO法人Fine:現在・過去・未来の不妊経験者を支援する会。イベントや署名活動等を行って、不妊経験者のサポートを行っている。

不妊治療の費用はほとんどが自由診療

風邪などの病気で支払う医療費は、健康保険の対象となるので、現役の方で3割程度の負担ですみます。
しかし、不妊治療ではほとんどが自由診療であるため、医療費の全額が自己負担になり高額になりやすいです。
不妊治療で行う治療内容は主に4つの段階があり、自然に近い形で妊娠をサポートする方法から高度な医療技術を使って受精から妊娠までをサポートする方法があります。
治療の内容が高度になるほど、医療費は高くなります。

その主な治療の概要は以下で、それぞれの治療費の目安を表にまとめました。

ステップ①タイミング療法:医師により伝えられた排卵のタイミングに合わせて夫婦生活を行う。
ステップ②人工授精:持ち込まれた精子を人工的に子宮内に注入する。
ステップ③体外受精:卵巣から卵子を取り出し、体の外で精液をふりかけて受精させる。
ステップ④顕微授精:体の外で受精させるときに、ガラス管等を使って一つの精子を選び、卵子に注入して受精させる。
※細かい医療内容は担当の医療機関にお尋ねください。

  タイミング療法 人工授精 体外受精 顕微授精
医療費 数千円~1万5千円 1万円~3万円 30万円~60万円 体外受精の費用+5万円程度
健康保険の有無 × × ×
国の助成金制度対象 × ×

※あくまでも目安です。正確な費用については担当の医療機関にお尋ねください。

このように、自然妊娠またはそれに近い形の人工授精までは、それほどの負担にはならないかもしれませんが、体外受精・顕微授精となると、軽自動車や中古車が買えてしまえそうな金額になります。

また、病気の手術のように、一度治療したら終わりということではありません。
治療をしても妊娠をしなければ、また翌月以降にチャレンジを繰り返すことになります。
これを繰り返していくうちに、だんだんと医療費が積みあがってきてしまうのです。

通院し始めたときと、年に1度は資金計画の見直しを

上記に紹介した医療費はあくまでも目安です。
日本の不妊治療はガイドラインがなく、病院によって医療費の設定や治療の方針がさまざまです。
そのため、病院選びをするときはどのような治療にどのくらいの費用がかかるのか、確認しましょう。

とはいえ、実際に通わないとどのような治療をするのかはわかりません。
通い始めてから自身の治療方針が決まったら、改めて医療費がどのくらいかかってくるか確認し、資金計画を立てましょう。
具体的にいつ頃どのくらいの費用がかかるか、また助成金の補助がいくらあるかを表にまとめるだけで、治療を安心して進められます。

また、治療が長期にわたってくると、当初の資金計画がずれてしまうことはよくあります。
治療の方針が変わったり、病院が合わず転院したり、さまざまな理由がありますが、少なくとも年に1度は資金計画を見直すことが大事です。
表にすることでどこまで医療費にお金をかけられるかが明確になり「楽しみ」にお金を使うことに罪悪感などがわきません。

 

妊活では、自分の気持ちに素直に日々を過ごせるかがとても大事だと私は思います。
そのためにも資金計画は役に立つのではないでしょうか。

 

今日を楽しくするファイナンシャルプランナー
松原 季恵