【すまいのお金】家を買おうと思ったらすること

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー松原 季恵です。

今日もたのしいですね(^O^)/

住宅に関わるお金の情報をお伝えするコラムです。
今回は家を買おうと思ったら、最初にして確認して欲しい「予算」について書きます。
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皆さんはライフプランの変化などをきっかけに、住宅購入を検討することがあるでしょう。
例えば、出産や子どもの進学、夫や妻の転勤や、子どもの独立などなど。

そのようなときに多くの人は、自宅に送られてくるチラシやインターネットで探した住宅情報を眺めながら「とりあえず見てみるか」と、最初に住宅展示場に向かうのではないでしょうか。

住宅展示場は、夫婦でデート気分で物件を眺め、将来の家族の和気あいあいとした楽しい風景を想像が広がります。
素敵な家具やハイレベルな装置などにテンションがあがり、あぁ、こんなに楽しい時間はありませんね。

こんなお風呂だと気持ちいい、あんなキッチンだと料理が楽しい、この部屋だと子どもが喜ぶ!!

そんな思いでいくつもの展示をみていくと、段々と欲が膨らみ妥協ができなくなってきて…

3,000万?3,500万でも?いや、4,500万円だって買えるぞ!
と、予算がどんどん膨れ上がっていくものです…

住宅は普段の買い物と違い「単価」が高いです。
そのため段々と感覚がマヒしてきて、10万20万高くても大差がないと考えてしまうこともあります。
いつもは10円でも安い大根探してスーパーを駆け回っているのに。

これは、行動経済学で言う「アンカリング効果」でしょう。
アンカリング効果とは、提示された特定の数値や情報が印象に残って基準点(アンカー)となり、判断に影響を及ぼす心理傾向のことです。

数千万円の住宅を見続けていると、十数万円の違いを気にしなくなるのは、全ての人が共通した傾向なんですね。

このような傾向があるということを知っておくと冷静な判断ができるようになるので住宅の購入に限らず覚えておくと役に立ちますね。

さて、そこで住宅購入を検討する際にまずするべきことは、
「予算を決めること」です。

予算を決めるために、
①頭金がいくら払えるか
②ローンで毎月いくら払えるか
これらを先に確認しておきましょう。

ここで予算を出すことができれば、それを基準点(アンカー)にすることができます。

①頭金がいくら払えるか

頭金は、一般に物件価格の20%程度あると安心だと言われます。
もちろん頭金を出さなくてもローンを組むことはできますが、高い金利でしか審査が通らないなど条件が不利になる場合があります。
そのため、物件価格の20%が難しくてもある程度出せたほうが、総返済額を減らすことができるでしょう。
ではいくら払うか?
簡単にいうと
「貯蓄―購入後に必要なお金」を最低限残せるような金額です。

購入後に必要なお金としては
・入居に関わる費用(引越費用や家具等購入費)
・当面の生活費(おおよそ1年分)
・万が一時の備え(ケガや病気)
・イベント費用(教育費や旅行、車の購入等)
・老後への積み立て分
これらが考えられます。
反対に、これらの備えがなくなるほど頭金を出してしまっては危険だといえます。

②ローンで毎月いくら払えるか

ローンで支払うことができる金額は、現在の家賃で比較するとよいでしょう。

毎月のローン返済額+住宅維持費(マンションの管理費や積立金など)=現在の家賃+現在の住宅維持費

なかには、マンションの維持費等を考えずにローンを高く組みすぎてしまうケースもありますので注意しましょう。
ただし、現在の家賃が収入に見合っていない可能性もあります。
そのため、ローンの返済比率(1年間のローン返済額÷年収×100)が20%以内に収まっているかも確認しましょう。
このようにして、頭金とローンの返済額、つまりローンの借入額がわかります。
そこで、住宅購入の予算は、これらを合計した金額になります。

住宅購入の予算=頭金+ローン借入額

家を買う前には必ず予算を決めておきましょう!

 

今日を楽しくするファイナンシャルプランナー
松原 季恵